挙筋前転術後に眉下切開術を行った症例を形成外科専門医が解説
大阪府大阪市の大阪梅田形成外科粉瘤クリニックです。
当院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が、眼瞼を専門に眼瞼下垂の診察・治療を行っています。
本記事では、眼瞼下垂に対して他院で「挙筋前転術」を行った後、当院で「眉下切開術」を行った症例をご紹介します。
50代女性
主なお悩み
1年前に他院で眼瞼下垂手術(挙筋前転術)を受けられましたが、その後も上まぶたの皮膚が被さるような感覚が残り、「まぶたが重たい」と感じていらっしゃいました。
特に眉尻側(外側)のまぶたの重さが気になるとのことでご相談いただきました。
仕上がりの希望
自然な印象を保ちながら、まぶたの重さを改善したい
術前の状態

診察時には、上まぶたの余分な皮膚がまつ毛の上に被さり、視覚的にもまぶたが重たく見える状態でした。
詳しく診察したところ、目を開ける筋肉である「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」の機能は、前回の眼瞼下垂手術によって十分に改善されていました。
そのため、再度挙筋前転術を行う必要はなく、原因となっている上まぶたの余剰皮膚を取り除く「眉下切開」をご提案しました。
眉下切開は、加齢によるまぶたのたるみや皮膚のかぶさりが原因で起こる重たい印象を改善し、自然な若返りを可能にする施術です。
手術について
手術は局所麻酔で行いました。
眉毛の下にデザインした切開ラインに沿って、約7mmの余剰皮膚を切除しています。
眉毛のラインに合わせて切開することで、術後の傷跡が眉毛になじみやすく、比較的目立ちにくい仕上がりを目指しました。
また、上まぶたの余分な皮膚を適切に取り除くことで、目元本来の印象を活かしながら、すっきりとした自然な若返り効果が期待できます。
術後1か月の経過

術後1か月の時点では、まだ傷跡の赤みや軽度のむくみが残る時期ですが、すでに以下のような変化がみられました。
- まぶたの重たさの改善
- 目の開きの改善
まぶたを覆っていた余剰皮膚が改善されたことで、目元全体がすっきりとした印象となり、自然で若々しい印象へと変化しています。
また、患者様からは「やってよかったです」とのお言葉をいただきました。術後の変化にご満足いただき、私たちにとっても大変うれしい経過となりました。
術前と術後1か月の比較

術前と術後1か月のお写真を比較すると、以下のような変化がみられました。
- まぶたの重たい印象の改善
- 目の開きの改善
- 見かけ上の二重幅の改善
- まつ毛の生え際が見えやすくなり、目元が明るい印象へ変化
特に、まぶたに被さっていた余剰皮膚が減ったことで、アイメイクが映えやすくなり、よりすっきりとした目元になっています。
一方で、眉下切開の特徴は「大きく印象を変えること」ではなく、「もともとの目元の雰囲気を活かしながら自然に若返ること」です。
そのため、自然な変化を希望される患者様に適した治療法といえます。
治療について
治療内容:眉下切開術
治療回数:1回
リスク・副作用:腫れ、赤み、痛み、内出血、むくみ、感染、左右差、傷跡など
費用(保険適応) 両目 約3,6000円(3割負担の場合)
別途 診察料・処方料 約1,000円 検査費用 約1,000円
今回、お写真の掲載にご協力いただいた患者さんに心より感謝申し上げます。
同じように眼瞼下垂やまぶたの重さでお悩みの方にとって、本記事が治療を検討する際の参考になれば幸いです。

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